色彩調和する配色パターン
色相からトーン、トーンから色相、という2つのアプローチの参考になる配色パターンをご紹介します。
色相からトーン 調和しやすい配色パターン
■同一色相配色
同じ色相内の色は調和しやすいという性質を持っています。
簡単に言うと、日陰と日向のような変化をもつ配色パターンです。
■隣接色相配色
隣同士の色相は似たようなイメージなので調和しやすいという性質があります。
海と空のような配色です。
■類似色相配色
似たような色相同士の配色は調和します。
色んな緑がある花壇のような配色です。
■対象色相配色
対照的な色相同士の配色は、トーンで調整すると調和します。
エジプトのツタンカーメンマスクのような配色です。
■補色色相配色
補色関係にある色相同士の配色は、トーンで調整すると調和します。
サラダとトマトのような配色パターンです。
トーンから色相 調和しやすい配色パターン
■同一トーン配色
同じトーン内にある色相は調和します。
落ち葉のような統一感のある配色パターンです。
■類似トーン配色
似たようなトーン内にある色相はイメージも似てるため調和します。
抹茶の入った、3段重ねのアイスクリームのような配色。
■対象トーン配色
対照的なトーン内にある色相は色相を似せてやると調和しやすくなります。
ジャイアントカプリコ イチゴ味 みたいな配色です。
調和しやすい配色パターンの共通点
色相環やトーン表を見てもらうとわかると思いますが調和しやすい配色は、上記の表の中で、規則的に選ばれた色となっています。
例えば、類似色相配色などは、一つの色相から、2個以内の離れた色相を配色に加えることで調和させています。
色とは、感覚的なものですが、このような規則で旋律を見出せるようになると理論的にカラーコーディネートが出来るようになります。