グレースケール(明度のものさし)
次は、明度の関係を表すグラフを見てみましょう。
明度というのは、色の明るさを表す属性です。
明るさそのものに「色」というものは無く、そのため、明度を表すグラフは、黒から白に向かう無彩色の変化で表されます。
このグラフのことを、グレースケールと呼び、明度を測る基準として使用します。
色相の場合は相互関係があるので、色相環という円状のグラフで表現されますが
明度の場合は、黒から白というように直線的な変化しかないため、このように棒状グラフで表されます。
実際には、グレースケールを使うことはないと思いますがこの考え方を意識することで、色と明るさを別にして考えることに繋がればと思います。
そうすれば、ピンクと赤の違いなども分かるようになりますよ。
ちなみにピンクは色相が赤紫で明度の高い色、明るい赤紫、というふうにいえますね。
部屋のインテリアの色の明度は、照明に影響を受けます
インテリア選びでイメージの失敗する場合、照明による明度や色被りの影響を受けているもあります。
インテリアショップなどでは、きちんと照明を考えられていて、インテリアが映えるように計画されています。
そういうところで見た印象のまま、自分の部屋にレイアウトしてしまうと、印象が異なるのは当たり前なのかもしれません。
また、部屋が単純な蛍光灯の場合、青白い光がインテリアに被って、そのイメージを寂しいものに変えている場合もあります。
グレースケールだけに限らず、部屋のレイアウトの問題もありますが最初のうちは単純に黄色を帯びた照明、白熱灯に変えるだけでも、印象が和らぐので、よかったら試してみてください。
色の明るさという点では寝室のインテリアの例が分かりやすいかもしれません。