彩度が最も高い色が純色
明度の次は彩度です。
彩度は、色の持つ鮮やかさ、強さを表す色の3属性のうちの1つ。
鮮やかな色、くすんだ色、強い色というような表現に影響を与えます。
明度と同じように、その変化を表すグラフを彩度スケール(便宜上)と呼びます。
そして、このスケールのAの部分、最も彩度の高い部分を、「純色」と呼びます。
その色相の中で、最も強い色、もっともそれらしい色です。
私達が色のことを相手に伝えたり考えたりする場合「赤」といったら、A,B,C辺りを赤だと受け取りませんか?
ただし色を出す塗料や現象によって、彩度というものはバラバラなので、「純色」というのはあくまで概念的な考え方なんです。
でも、人が共通して抱く色として「純色」という概念は使いやすいので気に留めておくと便利だと思います。
純色を基準に彩度を考えましょう
色を選ぶ上で、色相がもっとも最初に考えられやすいですがその色相を考える際、純色(A)と、純色より彩度の低い色(Dとか)を別の色相として考えてしまう場合も多いです。
その違いを少しでも気付くことができれば、色選びでの失敗も少なくなると思います。