インパクトドライバーの使い方
「ネジ締め・ナット締め・下穴開け」 材料を固定する作業に使います
電動工具といって、まず最初に思いつくのがこの、インパクトドライバーだと思います。
DIY・日曜大工というと、釘をつかって作業すると思われがちですが、今は、ネジをつかって材木を固定するという方法が主流です。
一般的に、「電動ドライバー」と呼ばれるこの部類には、インパクトドライバーと、次のページで紹介する、ドリルドライバーがありますが、よりパワーがあり、材料の緊結作業に人気なのは、インパクトドライバーのほうですね。
ドリルドライバーは、「回転」の力のみですが、インパクトドライバーは、「回転+打撃(インパクト)」によって、より強固に作業をなしとげます。
「ネジ締め・ナット締め・下穴開け」の作業は、それぞれ専用のビットに交換して行う
ビットとは、インパクトドライバーなどの回転系の電動工具の先端に装着する、先端工具のことです。
行いたい作業によって、それぞれに対応したビットが存在しますので、ビットを交換することによって、1つの電動工具で行える作業の幅が格段に広がります。
「電源コードタイプ」と「コードレス充電タイプ」が存在する
インパクトドライバーだけではないのですが、電動工具には、たいていこの2種類が存在します。
「電源コードタイプ」は、パワーが安定していて継続的な作業が可能なんですが、
使える場所が限られてくる、作業時にコードがわずらわしくなる、という欠点があります。
それに比べて、「コードレス充電タイプ」は、使用場所が制限されず、作業時にもコードが邪魔になる、ということがありません。
ですので、DIY・日曜大工などでは、この「コードレス充電タイプ」が主流です。(大工現場などでも)
「カムアウト」にご注意!
インパクトドライバーは、ドリルドライバーと違って、回転に打撃(インパクト・押す力)を加えて、ネジなどを締めていくので、ネジ穴からビットがはずれて木材を傷つけたり、押えている手に突き刺さるなど、とてもとても痛い現象がおこります。(肉体的にも精神的にも 笑)
こういう現象を、「カムアウト」というのですが、この現象を引き起こさないために次のことに気をつけましょう。
1.いきなり全力で稼動させない!ゆっくり早くしていく感じ
2.防護用の手袋(軍手は滑り止めつきならなんとか)などを着用しましょう
「充電切れ」に注意!
コードレス充電タイプは、充電池で動きますので、この充電池の残量に気を配りましょう。
ホントは、充電池を2つ用意して、交互に使うのが1番良いと思うんですが、ない場合は、「急速充電器」を使用したり、使用してないときは、充電しておく、などの対策を身に付けると、作業が円滑に進みます。
ビットが熱くなってる場合があります
とくに、下穴開け用のビットを使用するとおこる現象なのですが、穴を開ける時、木材との摩擦で、ビット自体がかなりの熱を持つ場合があります。
初心者のころこれで火傷しちゃいました。(汗)
だから、直接触れるようなことはせず、必ず作業用の手袋をつけてからビット交換などを行いましょう。
1.「コードレス充電タイプ」を選びましょう
作業効率、作業環境などを考えれば、「電源コードタイプ」より「コードレス充電タイプ」のほうが優れています。
お値段を比べると、ちょっぴり高くなりますが、それでもこちらを選択するべきです。
いつもコンセントの近くで作業できるとは、限らないですからね!
2.12Vのインパクトドライバーを選びましょう
インパクトドライバーで一般的にお目にかかるのは、9.6Vと12V(ボルト)。
むかし9.6Vをつかってましたが、ちょっとパワーが低くて心もとない感じでした。
現在は、12Vのインパクトドライバーを使用していますが、
このぐらいパワーがあると、大抵の作業をスムーズに進めることができるので、購入するなら、12Vのインパクトドライバーを選択するようにしましょう。