ドリルドライバーの使い方
個人的な印象として、初心者のかたがまず最初に購入するであろう、電動工具だと思います。
基本的な用途は、インパクトドライバーと同じで、同様にビットを交換することで、さまざまな作業をこなすことができます。
前のページでも書きましたが、ドリルドライバーはインパクトドライバーと違って、回転のみを、ネジに伝えるので、やや威力は劣ります。
ですが、パワーが劣る分、ネジ穴をつぶしたり、必要以上に締めすぎないなど、インパクトドライバーにはない利点もあります。
お値段も、インパクトドライバーの3分の1ぐらい(1万円~2万円)と、お求め安くなっているので、初心者のかたには最適かも。
実際、12Vほどあれば、不便に感じることなく使えるんじゃないかと思います。
「クラッチ機能」で、より繊細な作業が可能です
ドリルドライバーには、インパクトドライバーにはない、クラッチ機能を備えているものが多いです。
クラッチ機能とは、締め付けの力加減を調整する機能のことで、これにより、締め付けすぎや、ネジ穴つぶし、を防ぐ仕組みになっています。
「変速スイッチ」で作業にあわせて調節可能
ドリルドライバーには、たいてい「低速」・「高速」に切り替えられるスイッチがついています。
作業状況にあわせて、調節が可能です。
これにも「電源コードタイプ」と「コードレス充電タイプ」が存在する
ドリルドライバーにも、この2つのタイプが存在します。
やはり、DIY・日曜大工などでは、この「コードレス充電タイプ」が主流です。
「クラッチ機能」を使いこなす
クラッチは一般的に、10~20段階に分かれていて、数値によって、トルクの強弱が変化してきます。
設定したトルクに達すると、クラッチがはずれて、それ以上締めすぎないようになっています。
最大トルクのドリルマークでは、クラッチがはずれないようになっているので、材木などの状況によって、使い分けましょう。
パワーが必要な作業には「低速」、スピードが必要なら「高速」
変速スイッチの使い方ですが、パワーが必要な作業、たとえば固い木材にネジ締めをする場合などには、「低速」で作業し、とくにパワーが必要なければ、「高速」と使い分けると、効率がいいと思います。
その他はインパクトドライバーと一緒
基本的に同じ作業につかうので、インパクトドライバーの注意点も踏まえて作業してください。
1.「コードレス充電タイプ」を選びましょう
作業効率、作業環境などを考えれば、「電源コードタイプ」より「コードレス充電タイプ」のほうが優れています。
お値段を比べると、ちょっぴり高くなりますが、それでもこちらを選択するべきです。
いつもコンセントの近くで作業できるとは、限らないですからね!
2.12Vのドリルドライバーを選びましょう
ドリルドライバーには、小型のものから大型のものまで、インパクトドライバーとは違って、けっこう幅があるのですが、長く、そしてストレスなく使用するなら、12Vぐらいのパワーが必要だと思います。
値段もそれほど高くないので、お求めやすいんじゃないかと。