同じカラーで色合いに統一感を出す
インテリアコーディネートなどは、もともとセンスの良い人しかできないと思われがちですが、私はそうは思いません。
大切なのは、自分の生活に興味を持つこと。
興味を持てば人間は考えます。
考えることで、「センス」というものは身についていくのだと思います。
統一感を出すには「理由」を与えてあげればいい
なぜか落ち着く部屋や、素敵な雰囲気のお店も、後で考えれば統一感が取れているということに気付きます。
そして、なぜ統一感を感じるのか。
さらに深く考えていくと、それは、壁やら床やらインテリアなど、その空間にある大部分のものに共通性があるからだと気付かされたことがあります。
統一感というのは、簡単に言うと、別々なのに共通性によって繋がってまとまったように見える、というような感覚のこと。
この共通性というのが大切です。
共通性によって別々のものが連続的に見えて、空間がひとつになったように見える。
つまり、気になるものが少なくなるので、空間がひとつにまとまって見えて広く感じたり、落ち着いた雰囲気を感じたりする。
色々なものが目に付く部屋というのは、空間を認識する際、意識が途切れ途切れになってしまい、連続性を失って、何個かの小さいな空間のイメージを抱かせてしまいます。
なので、統一感を出して部屋を広く見せるには、それぞれのインテリアに理由として共通性を与えるのが効果的です。
同じカラーで共通性を持たせて統一感を出す
個々のインテリアに共通性を与えるのに、とても便利なのが「カラー」です。
左の図は、薄い青、濃い青、鮮やかな青など、「青いカラー」で部屋をまとめた例。
対する右側は、薄い青、濃い赤など「青と赤いカラー」で部屋をまとめた例です。
どちらが統一感が取れているかは一目瞭然ですね。
このように、同じカラーでもその濃い薄い、明るい暗いで種類は無数にあります。
そんな中でもまったく違った印象を受ける、同じカラーもありますが、青なら青、といったように共通性を与えることで、インテリアや部屋に統一感を出すことができます。
このページでは、同じカラーで統一感を出すことについて、概念的な部分だけに触れましたが、後のページでは、より詳しくポイントをご説明していきたいと思います。
その前に、もう一つ概念的なこと。
同じトーンで統一感を出す、ということについてご説明しますね。