オイルステインの種類(水性・油性)

オイル=油 ですから、ステイン塗料で油性のものを「オイルステイン」、水性のものは「水性ステイン」と呼びます。

ステインに限らず、塗料は大きく油性と水性に分かれますが、ステイン塗料を選ぶ際は、油性、つまりオイルステインを選ぶと良いでしょう。

まず第一に、油性の方が「濃い」ので、塗り具合を調節しやすいです。そして、油膜を張ることにもなりますので、材木の保護にも役立ちます。

但し、油性の場合は後始末が面倒で、 塗り終わった後は刷毛やローラーを「ペイントうすめ液」で洗わないとカピカピになってしまいます。この点を注意して、ステインを購入する際は、後始末のことも考えてみてください。

オイルステインの中にも種類があります。

1.オイルステイン(ニス入り)

オイルステインの中に、保護用のニスが入っているタイプのものです。一度塗れば、ステイン塗装と同時にニス仕上げもしてくれる優れものです。

2.オイルステイン(ニス無し)

純粋にオイルステインのみのタイプのものです。「つやけし」などと表記されていたり、無記名な場合もあります。ニスが入っていない為、仕上げにニスなどを塗らなくてはなりません。

3.オイルステイン(防腐、防虫剤入り)

オイルステインの中に防腐剤、防虫剤を入れてあるタイプのものです。主に、エクステリアに使用されています。私もウッドデッキを作ったときは、このタイプのものを使用しました。インテリアを作る際はあまり使わないので選択枝から外しても良いでしょう。微妙に発色が悪いような気もします。

重要!オイルステイン(ニス無し)を使用しましょう

それでは、この三つ、実質、ニス入りか無しかで選択することになりますが、ともかくニス無しタイプのもを使用しましょう。
理由は、

キレイな塗装をする為には2度塗りしなくてはならない。

からです。
ニス入りの場合縫って乾いた時点で、ニスによって保護されてしまうので、その上からオイルステインを塗っても、うまく木材に浸透してくれません。これでは1回の塗装でムラを極力抑えて塗らなくてはなりませんが、それは結構難しい事なのでオススメできません。

また、仕上げ時にサンドペーパーも掛け難いので余計な労力を消費するでしょう。なので、オイルステインはニス無しタイプのものを選択して下さい。

次は、オイルステインの色の種類についてご紹介します。

 次ページ:ホームセンターで迷わないためにオイルステインの色、メーカーを把握する

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