オイルステインの塗り方・工程
それでは最後になりますが、オイルステインの塗り方と工程についてご説明します。
初心者にもやりやすい塗料なので、それほど構える必要はありませんが2点重要なポイントがあります。それは、染み込み防止と色移り防止のためにニスを塗ることです。
それではまずは準備するものから。
1.作業準備
作業スペースにシートを引きましょう
ペンキなら新聞紙を何枚か引けばOKですが、オイルステインは浸透して着色するタイプの塗料なので、新聞紙では防げません。必ず、ビニール系のレジャーシートでも引いて作業して下さい。
刷毛を用意
塗るのに使用するものですが、刷毛跡がつかないので刷毛で十分です。ローラーだと、ローラー受けも用意したり、無駄に塗料を取りすぎてもったいないことになります。
塗料を入れる器
ホームセンターに安いプラスチック製のバケツなど売ってますので、それを使用してもOKです。
また空き缶等で代用しても良いでしょう。
2.塗装面はペーパーを掛けてゴミを取っておく
塗装する前に、塗装面を整えて置きましょう。サンドペーパーで表面のでこぼこを整えたり、余計なゴミは取り除いておきましょう。
この工程で頑張ってペーパーを掛けないでも仕上げで掛けることも出来ますので、お好みで。
3.木目に沿うように塗りたくっていく
まずは一度目の塗装です。ここで仕上げるようなイメージをもたないで、まずはまんべんなくオイルステインを塗って行って下さい。
一度塗ったところを繰り返し塗ってしまうと、ムラが出来たり、あとで調整がめんどくさくなるので注意が必要です。
一通り塗り終わったら、自然に乾燥するまで待ちましょう。
4.乾燥し終わったらチェック
一度塗って乾燥したら多少、表面が荒れているかもしれません。そんな時は、ペーパーで磨いて整えて下さい。
5.仕上げの2度塗り
次は、最終的な色合いを調節します。2度塗りをする訳ですが、その際、いらなくなったタオルを用意しておいて下さい。
塗っている最中に、濃すぎると思ったら、オイルステインが浸透する前に、タオルで拭き取ります。色合いを調整しやすいので、ぜひ試してみて下さい。
6.最後のチェック
2度塗りして乾燥したら、塗装面をチェックします。表面が多少荒れていると思うので、サンドペーパーで磨いて下さい。ここで頑張って磨き上げると幸せになれると思います。
7.最後にクリア系のニス、保護剤を塗る
ステインで塗っただけだと、他のものに色移りしてしまいます。それを防ぐ為に、クリア系のニス等を塗って保護します。もちろん油性のものを選び、スプレータイプのもので作業して下さい。
ここで刷毛等を使って下手に跡を残すより、スプレーで吹きかけた方が、仕上がりが美しくなります。但し、吹きかけすぎると、ニスが垂れてしまうので、スプレー缶の動きは止めないで、流れるように塗装をして行きます。
ニスを吹きかけて、乾いたら、300ぐらいのペーパーを用意して、ぶつっとしたところを修正したりして完成です。
まとめ
重要ポイント ニスを塗って色移りを防ぐ
オイルステイン塗装で一番重要なのは、最後に触れた「ニスを塗る」ことです。これをやらないと永遠に色移りし洋服なども汚してしまうので気をつけて下さい。
オイルステインを使えるようになると、DIY作品のクオリティが格段にアップして楽しくなります。簡単に作れるローテーブルや本棚もありますので、ぜひ以下のページを参考に楽しんでくださいませ。