簡単なすのこ椅子の作り方
すのこを使った椅子の作り方をご紹介します。なんというか、わざわざすのこで椅子を作る必要なんてないんじゃないかと思いましたが、すのこが持つ可能性を示す上でチャレンジするのも一興かもしれません。
それでは作り方をご紹介していきたいと思います。
すのこ3枚でつくるスクエアな椅子
すのこを使ってスクエアな印象の椅子を作ってみましょう!
椅子を作る上で大切なことは、座面の高さと奥行きです。
特に座面の高さがあってないと立っている以上に疲れてしまうので気をつけてください。
今回は高さが70cm程度、奥行き40cm程度、横幅45cm、座面高さが40cm程度の椅子です。
まずはすのこを3枚用意して下さい。
すのこを真ん中でカット
まず1枚のすのこを左のように真ん中で両断し、前足のパーツを作ります。
切り口から最後の下駄の端までの距離+1cmが座面の高さになります。
使うすのこにもよりますが大体40cm程度になると思います。
もし身長160cm以下の人が使う場合は、もう少し短めにしても良いかもしれません。
完成したあとでも座面高さは数cmは調節可能なので、まずは真ん中カットでスタートしましょう。
前足パーツに合わせてすのこをカット
続いて背もたれと後ろ足のパーツを加工します。
左のように上から2番目の下駄と、前足のパーツの下駄を合わせ背向かいにし、前足の長さに合わせて、背もたれ用のパーツをカットして下さい。(白い点線部分)
カットし終わったら背もたれの一番上の下駄だけペンチで引き抜いて外しておきましょう。
(オレンジの矢印部分)
座面と椅子下の棚板を作成
次は座面と椅子下の棚パーツを作ります。
すのこは両端の角が丸くなっていると思うので、これをカットして直線を揃えて下さい。
それから40cmずつに切り分けて2枚の座面と棚板をつくります。
カットし終えたら、それぞれの下駄を裏からかなづちで叩いて外します。(釘も抜く)
計12枚の板が出来上がりますね。
下から貼り付ける
全てのパーツが出来上がったら、組み立てを行います。
左のように前足パーツと背もたれ&後ろ足パーツの下駄を向かい合わせ、下の棚板をボンドでくっつけて下さい。(乾いたら釘やネジでさらに止める)
この時、板のラインをつなげるように注意して下さい。
座面を貼りつける
次は座面も同じようにボンドでくっつけていきます。
ボンドが乾いたらネジなどで止めましょう。
前足と座面の接着面あたりで、前足のパーツが出っぱっているので、これをのこぎりでカットしておいて下さい。(オレンジ矢印部分)
座ったときに座面がしなりすぎる場合は余った下駄を白い矢印部分につけて下さい。
背もたれに手をかけるパーツを貼る
最後に背もたれの一番上の下駄を、後ろに付け替えて完成です。
付ける位置はお好みで結構だと思います。(平たい面をつける)
自分的には、背もたれの上の丸みをカットして、一番上にぴったりつけるか、数センチ上からずらしてつけると、見た目も良くて、手で引きやすくなると思います。
後はスプレーやオイルステインなどでカラーや風合いを出してあげると、とてもオシャレになると思います。
小さいお子さんのいるご家庭では、子供用の椅子を作ってあげるのもいいですね。
子供の成長は早いので一々買ってしまうともったいないですし、このデザインならその後も、植木台としてもつかえると思います。
すのこ5枚でこの椅子が2つ出来るのでぜひ試してみて下さい。
作成に必要な材料と材料費
- ・すのこ 85cm × 45cm 3枚
- ・かなづち
- ・ペンチ
- ・のこぎり
- ・釘かネジ 24個ぐらい